袖ケ浦バイオマス発電所における火災発生について(第八報) 燃料サイロの現在の状況と対応(2023年1月11日10時時点) | 袖ケ浦バイオマス発電所 燃料貯蔵サイロにおける火災に関するお知らせ | Daigas G&P Solution

袖ケ浦バイオマス発電所 燃料貯蔵サイロにおける火災に関するお知らせ

2023.01.11 お知らせ

袖ケ浦バイオマス発電所における火災発生について(第八報) 燃料サイロの現在の状況と対応(2023年1月11日10時時点)

2023年1月11日

Daigasガスアンドパワーソリューション株式会社

 

当社は関係会社の袖ケ浦バイオマス発電株式会社が建設・試運転中の袖ケ浦バイオマス発電所の燃料貯蔵サイロ(千葉県袖ケ浦市)において、貯蔵していた試運転燃料(木質ペレット)から白煙が上がり、木材が焦げたような異臭が発生したため、11日より、消防と連携し消火活動を継続しております。

近隣の住民の皆さまに多大なご心配とご迷惑をおかけし、心からお詫び申し上げます。

 

この度の火災は、サイロ内に貯蔵された木質ペレットが自然発熱した可能性があると考えており、サイロ内へ窒素注入及び散水を行うなどの対応をおこなってきました。現在も白煙の発生が続いているため、消防により鎮火が確認されるまで消火活動等を継続しております。

 

この火災によるけが人はおりません。

また火災発生の詳細原因は現在調査中ですが、早急に原因を究明し、再発防止に努めてまいります。

 

<本件に関するお問い合わせ先>

袖ケ浦バイオマス発電株式会社 

 お客さま問合せ専用ダイヤル


TEL 0120333143



■バイオマス発電所燃料サイロの様子

(1/1 朝) ※撮影日時を修正しました


(1/11  8時現在)




<よくあるご質問>

 

Q:消火作業が長期化している原因は。

A:1月1日にA1サイロから白煙が上がり、異臭が発生しました。そちらの消火作業を行っている中、1月4日にB1サイロでも白煙や異臭が発生しました。現在、A1、B1サイロの消火作業をおこなうと共に、A2やB2サイロでも、温度を抑制する対応を行っています。

 

Q:袖ケ浦バイオマス発電所とは、どのような設備なのか。

A:発電容量7.5万kWのバイオマス発電所です。発電所と燃料受入中継基地(サイロ)の2か所で構成されており、燃料サイロは4基(A1・A2・B1・B2)あります。

 

Q:なぜ発熱したのか。

A:発生原因については現在調査中ですが、想定される原因として、サイロ内に保管していたバイオマス燃料(木質ペレット)が、自然発酵、蓄熱したことが一つの原因ではないかと考えています。

 

Q:どのような消火活動をおこなっているのか。いつごろ鎮火をするのか。

A:サイロ内に貯蔵された木質ペレットの発熱を抑制する対応を行っています。窒素ガスを送り込むことで酸素の遮断および内部の冷却をするとともに、さらなる冷却のためにサイロ内に設置している散水栓から散水することで消火活動を行っています。現時点で鎮火の見通しは立っていませんが、鎮火に向けて作業を進めております。

 

Q:異臭が発生しているが、人体への影響はないのか。


A:近隣の住民の皆さまには、多大なご心配とご迷惑をおかけしておりますことを心からお詫び申し上げます。貯蔵した燃料である木質ペレットが自然発酵、蓄熱したことで白煙、異臭が出ています。木質ペレットは木材をおがくずにして、圧力と熱を加えることで、木材の成分であるリグニンによって固まったものです。原料として有害物質は含まれていないことから、健康被害に至る有害なものが放出されていないと考えています。念のため、成分分析についても実施中です。



以上