2023.02.06 お知らせ
袖ケ浦バイオマス発電所における火災発生について(第36報) 環境影響調査の結果について
2023年2月6日
Daigasガスアンドパワーソリューション株式会社
当社の関係会社である袖ケ浦バイオマス発電株式会社が建設・試運転中の袖ケ浦バイオマス発電所の燃料貯蔵サイロ(千葉県袖ケ浦市)において、貯蔵していた試運転燃料(木質ペレット)から白煙が上がり、木材が焦げたような異臭が発生したため、1月1日より、消防と連携し消火活動を継続しております。
第12報として当社ホームページに掲載した環境影響調査において、ベンゼンと考えられる物質が検出され、それがベンゼンの場合においても「影響が一時的である限り、健康への影響は見られない」と評価されました。
前回検出された物質がベンゼンである可能性を考慮し、第三者機関に委託した分析・評価について、より精度の高い調査・分析を行った結果、健康影響については問題ないとの評価を受けましたのでご報告いたします。
第三者機関により、前回と同じ2地点で、1月18日、26日に捕集した大気の分析・評価を行った結果、両地点とも検出値は減少傾向となりました。1月26日分の数値は、袖ケ浦市中袖で2.2μg/m3、今井で1.5μg/m3であり、行政が測定公開している本件火災前の数値※1と同等でした。
これまでの結果を踏まえ、環境基準※2の設定根拠に照らし、健康影響について問題ないと評価されています。
本件に関して、ご不明な点があれば、下記のお客さま問合せ専用ダイヤルまでご連絡ください。
引き続き、近隣の住民の皆さまに多大なご心配とご迷惑をおかけし、心からお詫び申し上げます。
【調査結果:ベンゼンの検出値】
捕集日 |
1/6※3 |
1/18 |
1/26 |
||
捕集場所 |
袖ケ浦市中袖 |
7μg/m3 |
4.2μg/m3 |
2.2μg/m3 |
|
袖ケ浦市今井 |
2.5μg/m3 |
2.2μg/m3 |
1.5μg/m3 |
||
※1.千葉県が公表している「令和3年度有害大気汚染物質地点別月間値」
本火災発生前の令和3年度の長浦におけるデータは、0.18~3.3(年平均1.5)μg/m3。
https://www.pref.chiba.lg.jp/taiki/toukeidata/air-monitoring/2021/documents/2021hap-monthly.pdf
※2.環境基準
国が人の健康等を維持するための最低限度としてではなく、より積極的に維持されることが望ましい濃度目標として定めているものであり、その濃度以下であれば生涯に亘って体に取り込んでも実質的に安全であるとみなすことのできる目標値。ベンゼンの場合、3μg/m3。
※3.1月6日の検出値
1月6日の調査は、どのような物質が含まれるかを広く調査し、詳細評価すべき物質を特定するためのスクリーニング調査で、検出物質や濃度の特定まで至らない方法であるため、「ベンゼンと考えられる物質」の検出量を記載しています。
<本件に関するお問い合わせ先>
袖ケ浦バイオマス発電株式会社
お客さま問合せ専用ダイヤル
TEL 0120-333-143
以上