袖ケ浦バイオマス発電所における火災発生について(第54報) 燃料サイロの現在の状況と対応について(2023年4月12日10時時点) | 袖ケ浦バイオマス発電所 燃料貯蔵サイロにおける火災に関するお知らせ | Daigas G&P Solution

袖ケ浦バイオマス発電所 燃料貯蔵サイロにおける火災に関するお知らせ

2023.04.12 お知らせ

袖ケ浦バイオマス発電所における火災発生について(第54報) 燃料サイロの現在の状況と対応について(2023年4月12日10時時点)

2023年4月12日

Daigasガスアンドパワーソリューション株式会社

 

当社の関係会社である袖ケ浦バイオマス発電株式会社が建設・試運転中の袖ケ浦バイオマス発電所の燃料貯蔵サイロ(千葉県袖ケ浦市)において、1月1日に貯蔵していた試運転燃料(木質ペレット)から白煙が上がり、木材が焦げたような異臭が発生しました。現在、白煙が発生していない状態が続いていますが、引き続き、消防により鎮火が確認されるまで消火活動等を継続しています。

 

現在、B2サイロに続き、A2サイロからも木質ペレットの搬出作業が完了し、A1サイロからの木質ペレット搬出の準備を進めています。これまで同様、安全を最大限に優先し、慎重に作業を進めてまいります。

この度の火災は、サイロ内に貯蔵された木質ペレットが自然発酵した可能性があると考えており、A1、B1サイロについては、木質ペレット搬出準備等を進めるとともに、引き続きサイロ内へ窒素注入などの対応をおこなっています。

(サイロについては、「各サイロの状況と対応」をご参照ください)

 

なお、毎週水曜日に情報更新をしております「燃料サイロの現在の状況と対応」は、今後、消火活動や火災の状況に変化があった場合にご報告させていただきます。

 

本件に関して、ご不明な点があれば、下記のお客さま問合せ専用ダイヤルまでご連絡ください。

 

引き続き、近隣の住民の皆さまに多大なご心配とご迷惑をおかけし、心からお詫び申し上げます。

 

 

<本件に関するお問い合わせ先>

袖ケ浦バイオマス発電株式会社 

 お客さま問合せ専用ダイヤル

TEL 0120333143



■バイオマス発電所燃料サイロの様子

【本日の状況】

(4/12 朝)


【これまでの状況】

(1/1 朝)

1/6 朝)

1/8 朝)



 ・窒素ローリー車で運び込んだ液化窒素を気化器により気化し、各サイロへ注入しています。



<よくあるご質問>※第53報にて一部更新しています。

 

Q:木質ペレットは安全に搬出できるのか。

A:搬出作業を安全に進められる状況が整い、4基あるサイロの内、A2サイロ、B2サイロにおける木質ペレットの搬出作業を終えました。現在、A1サイロからの木質ペレット搬出に向けた準備を進めています。作業にあたっては、安全を最大限に優先し、慎重に作業を進めます。

 

Q:A1サイロの搬出準備にはどの程度の期間を想定しているのか。

A:安全を最大限に優先し、慎重に作業を進めるため1か月程度を予定しています。

 

Q:A1サイロからの木質ペレットの搬出にはどの程度の期間を想定しているのか。

A:搬出作業に向けた準備中であり、搬出にはこれまで同様、安全に配慮して作業を進めます。現時点では搬出終了予定時期は見通せていません。

 

Q:全てのサイロで木質ペレットを取り出すにはどのくらいの期間がかかるのか。

A:全てのサイロからの搬出終了時期は現時点で見通せていません。安全を最大限に優先し、慎重に作業を進めてまいります。

 

Q:木質ペレットの搬出に伴って異臭が発生するのではないか。

A:A2サイロ内部の木質ペレットについては、事前のテストで正常であることと、異臭がないことを確認して搬出しました。A1サイロ等もテスト等を行い、適切に対応してまいります。

 

Q:発生した異臭による、人体への影響はないのか。

A:近隣の住民の皆さまには、多大なご心配とご迷惑をおかけしておりますことを心からお詫び申し上げます。第三者機関により、異臭の原因と想定される物質については、一時的に目や喉の刺激になった可能性はありますが、調査結果に基づけば健康への影響は見られないという評価を受けています。また、第36報でもご報告のとおり、捕集した大気からベンゼンが検出されていますが、これまでの調査結果に基づけば、健康への影響は見られないという評価を受けています。
 

Q:消火作業が長期化している原因は。

A:1月1日にA1サイロから白煙が上がり、異臭が発生しました。そちらの消火作業を行っている中、1月4日にB1サイロでも白煙や異臭が発生しました。現在、A1、B1サイロの消火作業をおこなうと共に、A1サイロからの木質ペレット搬出準備を進めています。(B2サイロ、A2サイロの木質ペレットは搬出済。)

 

Q:どのような消火活動をおこなっているのか。いつごろ鎮火をするのか。

A:サイロ内に貯蔵された木質ペレットの発熱を抑制する対応を行っています。現在、窒素ガスを送り込むことで酸素の遮断および内部の冷却をするなどの消火活動を行っています。発煙が発生していない状態が続いていますが、現時点で鎮火の見通しは立っていません。引き続き鎮火に向けて作業を進めております。

 

Q:なぜ発熱したのか。

A:発生原因については現在調査中ですが、想定される原因として、サイロ内に保管していたバイオマス燃料(木質ペレット)が、自然発酵、蓄熱したことが一つの原因ではないかと考えています。

 

Q:袖ケ浦バイオマス発電所とは、どのような設備なのか。

A:発電容量7.5万kWのバイオマス発電所です。発電所(袖ケ浦市中袖)と燃料受入中継基地(サイロ:袖ケ浦市北袖)は離れた2か所で構成されており、燃料サイロは4基(A1・A2・B1・B2)あります。


以上