袖ケ浦バイオマス発電所における火災発生について(第55報) 袖ケ浦消防により鎮火が確認されました | 袖ケ浦バイオマス発電所 燃料貯蔵サイロにおける火災に関するお知らせ | Daigas G&P Solution

袖ケ浦バイオマス発電所 燃料貯蔵サイロにおける火災に関するお知らせ

2023.05.02 お知らせ

袖ケ浦バイオマス発電所における火災発生について(第55報) 袖ケ浦消防により鎮火が確認されました

2023年5月2日

Daigasガスアンドパワーソリューション株式会社

 

当社の関係会社である袖ケ浦バイオマス発電株式会社が建設・試運転中の袖ケ浦バイオマス発電所の燃料貯蔵サイロ(千葉県袖ケ浦市)において、1月1日に貯蔵していた試運転燃料(木質ペレット)から白煙が上がり、袖ケ浦消防とともに消火活動をおこなってきましたが、5111時に同消防により鎮火が確認されましたのでお知らせいたします。

 

長期にわたり、近隣の住民の皆さまに多大なご心配とご迷惑をおかけし、深くお詫び申し上げます。

また、消火活動にご協力いただいた袖ケ浦消防、近隣企業、その他関係者の皆さまに厚く感謝申し上げます。

 

火災は4基あるサイロのうち、2基で白煙があがったもので、これまで酸素除去および冷却のために散水や窒素注入による消火活動を継続してきました。

その結果、白煙が発生していた2基においても白煙が確認されない状態が維持できていることから、サイロ内部のペレットを採取し、消防とともに調査をおこなった結果、消防より鎮火したと判断いただきました。

 

白煙の発生がなかった2基のサイロにおいては、既にペレットの搬出が完了しており、今後も安全を最大限に優先しながら、鎮火した2基のサイロからのペレット搬出作業を進めてまいります。

 

このたびの火災は、サイロ内に貯蔵されたペレットが自然発酵した可能性があると考えており、詳細調査を進め、その結果を踏まえた再発防止策を検討してまいります。

 

本件に関して、ご不明な点がありましたら、下記のお客さま問合せ専用ダイヤルまでご連絡ください。

 

 

<本件に関するお問い合わせ先>

袖ケ浦バイオマス発電株式会社 

 お客さま問合せ専用ダイヤル

TEL 0120333143

 

<よくあるご質問>

 

Q:なぜ鎮火まで時間がかかったのか。

A:1月1日にA1サイロから白煙が上がり、異臭が発生しました。その消火作業を行っている中、1月4日にB1サイロでも白煙や異臭が発生しました。安全を最優先に、散水や窒素注入による消火活動をおこなってまいりました。白煙が確認されない状態が続いていましたが、サイロ内部の木質ペレットの状態確認を複数回にわたって実施するなど、慎重に調査を進めたことなどで鎮火までに時間を要しました。

 

Q:鎮火した2基のサイロからは木質ペレットを搬出しないのか。

A:4基あるサイロの内、白煙の発生がなかったA2サイロ、B2サイロにおける木質ペレットの搬出作業を既に完了しています。今回鎮火が確認されましたが、引き続き安全に配慮しつつ、残り2基のサイロからの搬出作業を進めます。その後、サイロ内部を点検するとともに、本件の原因調査を進め、再発防止策を検討してまいります。

 

Q:木質ペレットは安全に搬出できるのか。

A:現在、A1サイロからの木質ペレット搬出に向けた準備を進めています。作業にあたっては、安全を最大限に優先し、慎重に作業を進めます。

 

Q:全てのサイロで木質ペレットを取り出すにはどのくらいの期間がかかるのか。

A:全てのサイロからの搬出終了時期は現時点で見通せていません。安全を最大限に優先し、慎重に作業を進めてまいります。

 

Q:鎮火したということは運転を再開するのか。

A:まずは鎮火が確認された2基のサイロから木質ペレットを搬出します。その後、サイロ内部を点検し健全性を確認するとともに、本件の原因調査を進め、再発防止策を検討、実施してまいります。現時点で運転再開の時期は未定です。

 

Q:発生した異臭による、人体への影響はないのか。

A:近隣の住民の皆さまには、多大なご心配とご迷惑をおかけしておりますことを心からお詫び申        

し上げます。第三者機関により、異臭の原因と想定される物質については、一時的に目や喉の    

刺激になった可能性はありますが、調査結果に基づけば健康への影響は見られないという評価

を受けています。また、第36報でもご報告のとおり、捕集した大気からベンゼンが検出され

ていますが、これまでの調査結果に基づけば、健康への影響は見られないという評価を受けて

います。

 

Q:なぜ発熱したのか。

A:発生原因については現在調査中ですが、想定される原因として、サイロ内に保管していたバイ

オマス燃料(木質ペレット)が、自然発酵、蓄熱したことが一つの原因ではないかと考えてい

ます。

 

Q:袖ケ浦バイオマス発電所とは、どのような設備なのか。

A:発電容量7.5万kWのバイオマス発電所です。発電所(袖ケ浦市中袖)と燃料受入中継基地(サ

イロ:袖ケ浦市北袖)は離れた2か所で構成されており、燃料サイロは4基(A1・A2・

B1・B2)あります。

以上