防食工事(各種設置工事)|ガス供給技術|エンジニアリング事業|Daigas G&P Solution

ガス供給技術

エンジニアリング事業

防食工事(各種設置工事)

事前調査から設置工事、
そして効果測定まで一貫した施工をご提供します。

・外部電源装置設置工事
・選択排流器設置工事
・マグネシウム陽極設置工事

防食工事(各種設置工事)

外部電源装置設置工事

防食対象の埋設管の状態から最適な外部電源装置の仕様と工事をご提案します。

概要

埋設管を外部電源法で防食するために必要な外部電源装置を設置する工事です。

外部電源装置設置工事
外部電源装置設置工事

特徴・効果

外部電源法とは、土壌中に設置した通電用電極から埋設管に直流電源装置を用いて直流電圧を印加することで腐食を防止する方法です。
電極を設置する深度により、「浅埋型井戸」と「深埋型井戸」に分けられます。浅埋型井戸は、比較的狭い範囲の埋設管を小さい電流で防食する場合に
適しており、深埋型井戸は、電極を設置する深度を深くし、また電極長を長くできることから、広範囲の埋設管を大きな電流で防食する場合に適しています。
防食対象の埋設管の状態に応じて適切な仕様を決定することが重要となります。

外部電源装置設置工事

仕様

外部電源装置電極井戸一例

浅埋型井戸 深埋型井戸
掘削深度 4m 70m
外部電源装置 60v 1A 60v 50A
通電電極 チタン電極 3本 チタン電極 5本
電極長 GL -2.5m~-4.0m ×3本 GL -40m~-70m ×1本

選択排流器設置工事

事前調査から設置工事、そして設置後の効果測定、排流電流量の調整まで一貫した施工をご提供します。

概要

軌道より漏洩し埋設管に流入した迷走電流を軌道に戻す設備(選択排流器)を設置する工事です。

特徴・効果

選択排流器は、軌道の電圧が埋設管の電圧より低い値になった場合に、埋設管から流出し軌道に帰流する迷走電流を軌道に戻すことで流出箇所の腐食を防止するための設備です。

選択排流器にはシリコン素子が取り付けられており、軌道から埋設管方向へ電流が流れない構造となっています。また、軌道と埋設管の電位差で作動するため電源を必要としません。

※ 電気鉄道の設備に設置する必要があるため、電鉄会社の協力が必要となります。

なお、軌道の電圧が埋設管より高い場合には選択排流器が作動しないため、埋設管の腐食を防止できない可能性があります。 設置の際には事前測定及び排流試験を実施して効果の有無を確認することで、適切な提案をいたします。

選択排流器設置工事

仕様

シリコン型選択排流器一例

定格電流 300A
電圧降下 定格電流に対して1.2V以下
逆耐電圧 600V以上
逆電流 40mA以下(波高値600Vにおいて)

マグネシウム陽極設置工事

マグネシウム陽極の設置検討から設置工事までさまざまなニーズにお応えします。

概要

流電陽極法にて防食する際に必要なマグネシウム陽極を設置する工事です。

特徴・効果

近年、埋設管に使用されている鋼管はポリエチレンライニングの塗覆装が施されているため、防食に必要な電流が非常に小さくなっています。このため新規に埋設される鋼管の防食には流電陽極法による防食が一般的となっています。

流電陽極法とは、埋設管よりも卑(マイナス側)な金属であるマグネシウムでできた陽極(マグネシウム陽極)を電線を用いて埋設管と接続し、電位差によりマグネシウム陽極から発生する電流を利用して埋設管を防食する方法です。

埋設管の延長、塗覆装の状況、土壌の比抵抗値などによりマグネシウム陽極の本数や設置場所を検討し最適な提案を行います。

マグネシウム陽極設置工事

仕様

マグネシウム陽極

陽極材料 マグネシウム合金
陽極本体重量 8.0kg
電気容量 1000mA / year


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