供内管簡易抽水装置
概要
本支管内に滞留している水がガス中に含まれ、供給管や灯外内管の管内に凝縮水として溜まることで供給不良が発生する。
従来は、本支管からの供給管取り出し部を掘削し、供給管を切断した後コンプレッサーで滞留水を吹き飛ばすという方法をとっていたが、本装置は活管、非開削でメーター立管から滞留水を吸引することにより抽水する装置である。
装置の仕様
抽水方法 | 安全対策強化型パキューマーをメーター立管にホースで接続し、ガスを吸引しながら抽水する方式。吸引したガスは、簡易脱臭した後、放散管により高所で大気放散する。 |
寸法 | 410(W)×410(D)×695(H)[mm] |
適用範囲
適用範囲 | 50A以上の本支管から取出している供内管に適用 |
供内管経 | 32A以下 |
揚程 | 3m以下 |
大阪ガスで開発し、活用している主な抽水技術
阪神・淡路大震災の時に役立った技術を中心に、大阪ガスで開発し、活用している主な抽水技術を下表にまとめました。
抽水対象 | 抽水装置 | 土砂有 | 活管作業 | ||
本管 | 支管 | 供給管 | |||
● | 供給管簡易抽水装置 | 可 | 可 | ||
● | ● | 支供一括抽水装置 | 可 | 不可 | |
● | ● | ダイヤフラム油水ポンプ | 可 | 可 |
使用条件
安全対策強化型パキューマーのモーターは、米国UL規格による耐圧防爆を有していますが、防爆の検定認証品ではありません。
防爆エリアでの使用はできません。
メリット
・復旧作業時間の大幅短縮(従来は半日/現場→当工法は約10分/現場)
・活管・非掘削で作業が可能
・軽量コンパクトで熟練を要さず、作業が簡単
お問い合わせ
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営業時間:平日:9:00~17:40
担当 :事業開発部 国内営業チームまで
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