大口径PE管(150A/200A)緊急遮断治具
PE管が他工事破損された場合、現行では破損穴にウエスを詰めこみ、テープ等を巻き付けて仮手当てを行うというのが一般的です。
しかし、この方法では、安全性や確実性といった点で問題があり、地上から容易にガスを遮断する工法を開発しました。
工法の概要
直接穿孔方式
ガスバッグを内蔵した穿孔冶具で破損孔の両側に直接穿孔し、ガスを遮断します。
施工手順
①管表面が見えるまで掘削する。
②遮断冶具にバッグを挿入し、管表面の真上にセンタードリルをセットし穿孔する。
③穿孔後、ガスパッグを上流側に挿入する。
④ゲージ付きホースとエアーポンプを繋ぎ、エアーポンプで0.09MPaまでエアーを入れる。
⑤遮断冶具の上部より越ガスの有無を確認し、ケージ付きホースを取り外す。
効果
PE管は鋳鉄管や鋼管と異なり、比較的大きな破損穴になったり、破損穴がめくれあがったりすることがあります。従来は粘土やウエスを詰めて仮手当て行っていましたが、作業者が破損穴に近づく必要があり、危険を伴う作業でした。本工法では作業者は破損穴に近づくことなく、地上からガス遮断が可能であるので、作業の安全性が大きく向上しました。
メリット
・作業時間の短縮(穿孔時間:1分以内、ガス遮断:1分以内、計2分以内で作業完了)
・掘削面積の縮小
・バイパスサドルを使用するため、サービスチ一、サドルキャッブの不使用によるコス
トダウンを達成
穿孔冶具工具『(穿孔遮断冶具:150/200A兼用、300A用)』
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