私の職業は、LNG基地に導入する計装および制御システムのエンジニアです。計装および制御システムとはプロセスダイナミクス（圧力、温度、流量、液面など）の測定と制御を行うシステムのことを指します。
主な業務は海外のお客さまがLNG基地を建設する際のコンサルティングで、対応範囲は計装制御システムの基本設計から建設業者を選定する際の入札に関わる対応、そして詳細設計の確認などです。

基本設計で決めるのは、建設する基地で使用する計器の種類や、基地全体をコントロールするのに必要なシステムなどです。
入札フェーズでは基本設計を用いて入札業者にプロジェクトの概要を説明し、問い合わせに答えます。ときには「こういう仕様にしてはどうか、この装置を使ってはどうか」といった提案を受け、検討することもあります。
業者が決まれば詳細設計の作成へ進み、基本設計で示した機能を満たす設計書の完成に向けてフォローを行う…というのが、私がいま携わっている業務の全体像です。

前職でも、現職と同じくガスのプラント関係の仕事に携わっていました。 この仕事は好きですし、やりがいも感じています。Daigasガスアンドパワーソリューションへ転職すると決めたときも、前職と同じ業界で活躍したいという気持ちが強かったです。

いまはより幅広い知識を持つ技術者を目指すべく、計装および制御システム以外のプロセスエンジニアリングにも目を向けるようになりました。当社に入社してからは自分の成長意欲がより高まったように感じます。
とはいえ、いまはまだコンサルタントとしての未熟さを痛感することも。
海外のお客さまから当社の既存プラントの設備やシステムについて聞かれたときに、即答できずにあたふたすることも少なくありません。 周囲には、お客さまにスラスラとアドバイスをされる経験豊富な先輩がたくさんいます。私も早く一人前になるべく、気を引き締めながら業務にあたる日々です。