私は都市ガスの製造拠点である泉北製造所において、電気・計装設備のメンテナンス業務にあたっています。設備の定期的なメンテナンスはもちろんの事、設備トラブルがあった際の原因調査や補修対応も私たちの業務の1つです。

設備の保全業務はPDCAサイクルに沿って行います。設備のメンテナンスに必要な計画書を作成するところから始まり、関連部署との工程調整や協力会社さまへの作業依頼など抜け漏れのない計画を策定します。実際にメンテナンスを行うステップでは設備の健全性確認はもちろんのこと、協力会社さまが実施する作業の安全管理なども私たちの業務の一環です。作業完了後は、計画どおりに作業ができたか、今後に活かせることや改善点がないかを評価し、次回以降のメンテナンスに活かしていきます。

また、定期的なメンテナンスだけでなく、長年の使用により経年劣化した設備の更新も行う必要があります。その計画立案や検討業務も私たちの業務の一環です。本当に更新する必要があるのか、更新に必要な費用はどれくらいかかるのか、更新手順はどうするのかなど検討する項目は多岐に渡りますが、このプロセスが設備の安定稼働には欠かせないと、責任感を持ちながら日々の業務に励んでいます。

業務をやり遂げたとき、上司や先輩から労いの言葉をかけられると「がんばってよかった」と思えます。業務の積み重ねは、大きな達成感につながるものです。現場では些細なことでも相談し合える雰囲気があるので安心感があり、心強くもあります。

いま所属するチームではよりよい提案ができる人材を育てるべく、メンバー全員に検討業務が与えられます。PCに向かって黙々と作業に没頭するのは意外に楽しいもので、この業務に就いてから、私は頭を使うのが案外好きなのだと気づかされました。
もちろんPC作業中でも疑問や何か気付きがあればすぐに相談しあえる環境が整っています。