紙からナビへ、快適＆確実な図面づくり。アイソレーションナビ
図面作成にもDXを。
生産性と安全性を、同時に高める。
ガスや電気、水、化学製品などの流体を扱う現場では、
配管工事のたびに煩雑な図面関連業務が発生していました。
工事の影響範囲やブロック範囲を特定するために、これまでは印刷した図面を何枚も並べ、
手書きで色付けや書き込みを行っていたため時間も手間もかかり、人為的なミスも生まれやすい状況でした。
「アイソレーションナビ」は、システムの力を活用し、
図面作成のDXを実現することで、生産性と安全性を高めていきます。
図面作成を85%省力化、
ヒューマンエラーの撲滅にも一歩前進
流体の状態を、自動で可視化。関連し合う経路を色分けしたり、操作候補のバルブを表示したりすることができ、大幅な時間短縮に貢献します。作業範囲が広く図面が複数枚にわたる場合でも、それぞれの図面が連動し、影響範囲を正しく可視化することができます。
説明動画もぜひご覧ください。
直感的な操作でかんたんに使える図面作成機能で、業務の標準化・高品質化をサポート。汎用的なソフトを用いた描画と異なり、配管の接続に応じてシステム的に描画を行うため、抜け漏れが発生する心配がありません。
アイソレーションナビで指定したラインを3D-CADと連動させ、模擬的な現場確認を行うことが可能。影響先やつながりをシンプルに可視化できる2Dと、位置関係を立体的に掴める3D。それぞれの強みを活かして、徹底したヒューマンエラー抑制をサポートします。
3Dによる現場確認機能を活かすことで、災害などで現場に立ち入れない場合の復旧計画にも貢献します。さらに、現場と設計者のオフィスをつないでシステム上でリアルタイムに図面データを連携することで、よりスピーディな緊急対応が可能になります。
「アイソレーションナビ」は、もともとDaigasグループ内の図面関連業務を改善するために開発を進めてきました。たとえば、ある拠点では年間およそ400件もの工事が行われ、そのたびに避けては通れないのが図面作成でした。少しでもその業務負荷を減らしたいという想いで開発に取り組み、今では1年あたり数百時間分もの時短に成功しています。自分たち自身がユーザーとして磨き上げてきたこのソリューションが、一人でも多くの方に役立ってくれたらうれしいです。
さらに、開発にあたっては、熟練の設計者にも協力を仰ぎ、熟練者の持つ経験やノウハウもシステムに採り入れました。作業効率の改善だけでなく、ヒューマンエラーの撲滅や若手人材の育成、業務品質向上にも貢献していけたらと願っています。
Daigasガスアンドパワーソリューション 水落高史
IsolationNaviは東電設計の登録商標であり、東電設計株式会社と大阪ガス株式会社にて共同開発しております。